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八代の技術をカンボジアへ!

ハトムギバリューチェーンの視察にカンボジアから八代に視察へ

八代市にて精麦・飼料製造・麦製品事業等を手がけている、西田精麦株式会社は、2023年度よりJICA(独立行政法人 国際協力機構)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業~案件化調査~」により、カンボジアにて「地雷除去地や農業不適合地での付加価値品バリューチェーン構築と外国人材還流に係る案件化調査」を実施しています。今回、カンボジアの地雷除去地・山間地等の農業不適格地でも栽培が可能なハトムギを、収穫物の品質管理や適正な加工を行うことにより、付加価値を高め、バリューチェーンを構築することを目的にカンボジア農林水産省キー・ボトラ次官・CMAC(カンボジア地雷対策センター)のプラク・ソマィシニアディレクターが熊本へ来日。令和5年10月24日(火)はハトムギ加工・包装技術の視察で西田精麦へ、その後八代市内でハトムギ栽培を行う肥後ハトムギ会の圃場で視察を行った。現地を視察したボトラ氏は「カンボジアは日本の四季(春夏秋冬)と違い、季節は二季(乾季・雨季)なので環境は少し異なるが、視察を行いカンボジアでも広く栽培することができる(付加価値向上)と感じた。また標高が高いところでもハトムギはよく育つのではと感じているので、今後も(農家の生計向上を図るために)たくさん植えていきたい」と話した。また視察の際に、日本の伝統文化にも触れる機会を提供し、日本ならではの茶道を知る機会にもなりました。今後カンボジアで栽培されたハトムギを食べる機会が出来るのも近いと感じた。