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令和2年7月豪雨災害八代市追悼式典

参列者が黙とうや献花をして犠牲者の冥福を祈りました

去年7月の記録的豪雨で、4人が亡くなり、今も1人が行方不明となっている八代市坂本町で、豪雨災害から1年となる先月7月4日(日)、市立坂本中学校体育館において追悼式典が行われました。式では参加者全員で1分間の黙とうを捧げたあと、熊本県の田嶋 徹副知事、中村 博生八代市長が犠牲者をしのび式辞を述べました。中村 博生八代市長は式辞の中で「これからも球磨川と共に生き、被災者に笑顔の花が咲き誇るよう一丸となって力強く進んでいきます」と、1日も早い復興を果たすことを誓いました。また、遺族を代表して、叔父の稲荷正一さん(当時81)を亡くした蓑田 政晴さんが亡き叔父との思い出と未だ癒えぬ悲しみの気持ちを話しました。追悼式の最後には遺族や市の関係者らおよそ50人が祭壇に献花して、亡くなった人たちの冥福を祈りました。またこの日は八代市をはじめ、人吉市、津奈木町でも犠牲者追悼式が行なわれたほか、7月25日(日)には芦北町でも追悼式が行なわれ、8月1日(日)には球磨村でも追悼式が行なわれる予定です。なお、仮住まいをしている被災者は、6月末時点で県内15市町村で計3675人(1611世帯)。重軽傷者50人、住宅被害は全壊1493棟、半壊3113棟など計7401棟となっています。