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令和3年度優良ふるさと食品コンクール・国産農林産品利用部門薏苡仁糖[よくいにんとう] 農林水産省大臣官房長賞を受賞

「幻の銘菓」の復活ストーリーを高く評価、細川三斎(公)が茶道を広めるために八代の地にて作らせたお菓子

令和4年1月28日優良ふるさと食品コンクールを主催する一般財団法人食品産業センターより、受賞の発表が行われた。
表彰部門は、4つに分かれており①新技術開発部門②新製品開発部門③国産農林産品利用部門④国産畜水産品利用部門その中で薏苡仁糖は、国産農林産品利用部門(ふるさと食品の製造・加工を通じて、農産物や林産物の原料調達等で地域の発展・活性化に功績のあったもの)で農林水産省大臣官房長賞を受賞。このお菓子は、江戸時代に利休七哲のひとりに挙げられる茶人大名、細川三斎(公)が作らせ約380年以上にわたって茶菓子として作り続けられたが、約半世紀前に途絶え「幻の銘菓」と呼ばれていた。同市の農業柳口さんは、熊本県では途切れていたハトムギを栽培から取組開始。その頃県南フードバレー構想の推進もあり「ハトムギプロジェクト」として取組が加速化、地元企業(西田精麦:ハトムギ加工)、高校(熊本高専八代キャンパス:成形シリコーンの開発、熊本農業高校:ハトムギ栽培の研究)、熊本県(アグリビジネスセンター:製法試作・試食を重ねる)等、多くの産官学協力のもと、約6年の月日をかけ復活させた。現在、松浜軒やくまナンステーション、金波楼で販売。店頭価格は857円(5本入り)1,857円(10本入り)

お問合せは各店舗または肥後はとむぎ会日月亭まで TEL0965-33-1340